SDRS株式会社(旧サンデン・リテールシステム)は、2026年のニュースリリースで、飲料自動販売機用の「液晶タッチパネル式選択ボタン」を開発したと発表しました。リリースには「8月31日より出荷を開始します」とあります。リリースの本文によると、この製品は「選択ボタンに液晶タッチパネルを採用」したものです。リリースは、この製品で「飲料を選ぶ瞬間から消費者に楽しさを提供することが可能」になる、としています。
これまでの選択ボタンについては、「自販機の押しボタンの仕組み」で、売り切れをボタンのランプで知らせる仕組みや、ホットとコールドをボタンの色で示す例を取り上げています。新しいボタンについて、リリースは「価格以外におすすめ表示や商品など任意の情報を一定時間で切り替え表示可能」という見出しを掲げています。開発の背景の見出しは「購入前のボタン選択にも体験価値を」です。
リリースの「特長」にある表示と画像の更新
「液晶タッチパネル式選択ボタンの特長」の項には、「ボタンを押す楽しさを演出する「液晶表示」×「完全フラットデザイン」」と「人手不足に効くフラット設計」の見出しが並んでいます。本文によると、価格表記に加えて、一定時間で任意のビジュアルや情報へ切り替えて表示できます。その一定時間は、注記で「1秒から30秒まで設定が可能」とされています。表示する中身として、リリースは「価格はもちろん、ホットやコールド、おすすめ、新商品など、販売に必要な情報」を挙げています。
表示させたい画像データは「無線での更新が可能」です。リリースは続けて、「現場へ足を運ぶことなく遠隔で表示内容を切り替えられるため、タイムリーな販促と運用の効率化を同時に実現します」と書いています。
電照パネル内に配置したタッチパネル式ボタン
見出し「人手不足に効くフラット設計」の項では、「タッチパネル式ボタンを電照パネル内に配置したことで、外側が完全にフラットな構造を実現」したと説明しています。利点として挙がっているのは、「いたずらによる損傷を抑止する」ことと、「サッと拭くだけで清掃が完了する」ことです。リリースはこれを「人手不足に悩む現場に優しい設計」と表現しています。
注記(※2)に書かれた表示機能の範囲
切り替え表示についての注記(※2)は、「本製品はシンプルな静止画切り替えに特化した仕様となっております」と書いています。続く文は「動画・アニメーションの再生、テキストのスクロール表示(電光掲示板のような流れる表示)や長文テキストの表示には対応しておりません」です。さらに「全ての液晶画面にそれぞれ異なる画像を個別に表示することはできません」とあります。ボタンごとの表示の分け方など、注記の範囲について気になる点は、当社からメーカーに確かめます。
ガチャえもんCと組み合わせた流れ
リリースは、「現在展開中の景品当たり付き飲料自販機「ガチャえもんC」と組み合わせることで」、「液晶ボタンでワクワクしながら商品を選ぶ」「飲料が出る」「ルーレットが回り、ハンドルを回して景品をゲットする」という一連のストーリーが完成する、と書いています。リリースは「本機を導入することで「集客、エンタメ、物販、販促が一体となった、今までにない新しい売り場」の提案が可能となりました」とも書いています。
ガチャえもんCの開発を伝えたリリースによると、この機械は、消費者が好きな飲料を購入すると筐体でデジタルルーレットが始動し、数字が揃って当たれば、その場で専用ハンドルを回して景品を搬出できるものです。同じリリースの注記には、当選確率は「100%〜0.1%で設定可能です」とあります。景品の最大目安寸法は「厚み約110mm、奥行き約170mm、幅約190mm」で、「形状や材質により異なります」と添えられています。専用ハンドルについては、「指先に伝わる手ごたえと、「カチカチ」という心地よい音」と書かれています。景品の例としては、「箱型のノベルティや飲料メーカーのオリジナル販促品、各種サンプルなど」が挙がっています。
ガチャえもんのカタログでは、ガチャえもんCに「景品当たり付き飲料自販機」と表示され、図には「音声ガイダンスで操作説明」と添えられています。SDRSのガチャえもんの製品ページは、ガチャえもんCを「従来の当たり付き自動販売機を進化させた、楽しさと驚きを提供する新しい販売スタイル」と紹介しています。同じページに載っているガチャえもんCの仕様は次のとおりです。
| 項目 | ガチャえもんC |
|---|---|
| 電源 | 100V(50/60Hz) |
| 定格消費電力 | 260/290W |
| 寸法 | W1,186mm D823mm H1,830mm |
| 冷却性能 | 冷却/加温(飲料部) |
| セレクション | 24ボタン(+コラボレーション) |
| 重量 | 302kg |
ガチャえもんシリーズについては、「ガチャえもんと従来のガシャポン機・トレカ自販機の比較」と「ガチャえもんの設置場所とロケーション戦略」でも取り上げています。
メーカーへの確認は当社から
液晶タッチパネル式選択ボタンやガチャえもんCを検討している場合は、置きたい場所と台数を添えてご相談ください。当社からメーカーに確かめたうえでお返事します。ご連絡はお問い合わせフォームからお願いします。
出典
- SDRS株式会社「飲料を選ぶ瞬間からエンタメが始まる 飲料自動販売機用「液晶タッチパネル式選択ボタン」開発」(2026年8月27日)
- SDRS株式会社「景品当たり付き×飲料自動販売機「ガチャえもんC(コラボレーション)」開発」(2026年6月17日)
- SDRS株式会社「ガチャえもん」製品ページ
- SDRS株式会社 ガチャえもん カタログ(PDF)
- SDRS株式会社「社名変更のお知らせ」
情報確認日:2026年10月28日


