「ます寿司のような大型のパッケージの折詰弁当などの販売も可能となります」。サンデン・リテールシステム株式会社(現 SDRS株式会社)が2024年2月8日に出したニュースリリースの一文です。発表したのは、屋外冷蔵物販自動販売機「ど冷えもんMULTI」の新機種6セレクションタイプで、型式名は RIV-M06NW です。リリースでは、販売開始を2024年3月15日としています。同社は2026年4月1日付けで、社名をSDRS株式会社に変更しています。
リリースによると、この6セレクションタイプは、すでに発売している「ど冷えもんMULTI」に比べ、さらに大型の商品を販売することを目的に開発されました。従来型の「ど冷えもんMULTI」とは構造も大きく異なり、大型の専用ストッカーを搭載して、270mm×230mmのサイズの商品を最大48個まで販売できるとしています。
「ど冷えもん」シリーズ第7弾という位置づけ
リリースの見出しには「「ど冷えもん」シリーズ第7弾」とあります。SDRSの「冷凍自動販売機(ど冷えもん)」の製品ページは、シリーズを次のように並べています。
- ど冷えもん:スタンダードな冷凍専用
- ど冷えもんNEO:冷凍・冷蔵の切替対応が可能
- ど冷えもんSLIM:本体を薄型とし、狭小スペースにも設置可能
- ど冷えもんWIDE:本体横幅を増して、最大15種類まで収容可能
- ど冷えもんMODULAR:MMV連結用冷凍ユニット
ど冷えもんMULTIは、これとは別の「冷蔵自動販売機(ど冷えもんMULTI)」の製品ページに載っています。そのページには「冷蔵・常温・非冷の3モード対応」とあり、仕様の表の冷却性能の欄は「5℃±3℃ 18℃±3℃ 非冷蔵 切替可能」です。リリースも「5℃・18℃・非冷蔵の3温度帯に対応が可能」としています。カタログの表紙には「冷蔵・常温・非冷 3モード対応」とあり、冷蔵に5℃、常温に18℃と添えられています。
庫内については、リリースに「マルチエレベーター(可動式収納棚)の採用により、商品の補充に加え大型の商品もスムーズに搬出することができます」とあります。内部の構造もこれまでと異なり、大型の商品に対応できるよう工夫している点が特長だとしています。
カタログの仕様表で6セレと12セレを並べる
ど冷えもんMULTIのカタログの仕様表には、12セレと6セレの列があります。ストッカーとセレクション、製品重量の欄は次のとおりです。
| 項目 | 6セレ | 12セレ |
|---|---|---|
| ストッカー種別 | 大型専用ストッカー | 小型ストッカー |
| セレクション | 6 セレ(最大装填数48個) ※出荷時設定 | 6-12 セレ(最大装填数168個) ※出荷時設定 |
| 製品重量 | 306kg | 301kg |
同じ仕様表のほかの欄には、外形寸法の幅 920mm と高さ 1830mm、製品電源「100V(50/60Hz) ※100V・15A単独回路が必要です」、電源コード「長さ:4m/電源プラグ形状:Aタイプ」が書かれています。定格消費電力は360W/370W、電熱装置定格消費電力は332W、冷媒はR-1234yfです。
カタログには「最大商品サイズ・重量(目安)」の表もあります。
| ストッカー種別 | 小型ストッカー シングル | 小型ストッカー ツイン | 大型専用ストッカー |
|---|---|---|---|
| A | 165mm | 165mm | 270mm |
| B | 95mm | 190mm | 230mm |
| C | 100mm | 100mm | 85mm |
| D | 230mm | 300mm | 360mm |
| 重量 | 1~450g(1通路最大3kg) | 1~900g(1通路最大6kg) | 1~900g(1通路最大10kg) |
A~Dの位置は、表の横の「装填方向」と書かれた箱の図で示されています。表の下には「※上記商品サイズ・重量はあくまで目安であり、搬出を保証するものではありません」という注記があります。 カタログの同じページには、商品の絵も並んでいます。小型ストッカーの側はトレーディングカード、サンドイッチ、トラベルセット、おにぎり、パン、袋菓子で、「20g以下の商品にも対応」と添えられています。大型専用ストッカーの側は、おみやげ、折詰弁当、折りたたみ傘、大型の箱入り玩具(プラモデルなど)です。
屋外設置と、SDRSが挙げる使い方
製品ページには「屋外設置可能 製品電源100V」という項目があり、説明は「屋外への設置が可能で、自販機の電源も100V」です。リリースは、従来のど冷えもんと同様に、防水、防塵にも対応しており、屋外への設置も可能だとしています。カタログの表紙にも「屋外設置可能」「防水・防塵対応」とあります。電源については、カタログの仕様表の製品電源の欄に「※100V・15A単独回路が必要です」とも書かれています。
製品ページの「このような方におすすめです」には、次のように挙がっています。
- お店の前に置いて営業時間外でも販売したい方
- 無人店舗の運営を考えている方
- 空いている敷地を有効活用したい方
当社のサービス案内では、設置・配送の内容として、搬入経路の確認、耐震固定、電気工事を挙げています。搬入から据え付けまでの作業は移設・設置・撤去作業のページに、外に置く自販機の確認点は屋内仕様と屋外仕様の違いの記事にまとめています。
支払いと運用まわりのオプション
リリースは、6セレクションタイプについて、従来の「ど冷えもん」「ど冷えもんMULTI」と同様に3品までのまとめ買いができ、オプションにより液晶QRコード決済にも対応し、RSクラウドによる各種機能も使えるとしています。カタログによると、RSクラウドは、製品とオーナー様をクラウドサーバーを介して繋ぎ、遠隔からでも運用管理が行えるサービスです。
操作は液晶タッチパネルで、カタログには「専門知識がなくても簡単に操作や設定ができます」とあり、「お客様購入画面」と「管理者限定画面」の画面が載っています。外装ラッピング、メニューカード、POPカードは、カタログに「お客様のデザインで」製作するサービスとして載っていて、「(オプション)」と書かれています。
じはんきやへの相談
ど冷えもんMULTIの新品を当社経由で取り寄せられるかは、型式名を添えてお問い合わせください。食品を無人で売るときの届出の考え方は、無人販売の始め方の記事で取り上げています。
商品の箱の寸法と重さ、置きたい場所の写真、コンセントの位置がわかれば、カタログの最大商品サイズ・重量の目安との照合から始めます。お問い合わせフォームから送ってください。
出典
- SDRS株式会社「冷蔵自動販売機(ど冷えもんMULTI)」製品ページ
- SDRS株式会社「ど冷えもんMULTI」カタログ(PDF)
- サンデン・リテールシステム株式会社(現 SDRS株式会社)ニュースリリース「「ど冷えもん」シリーズ第7弾 屋外冷蔵物販自動販売機「ど冷えもんMULTI」の新機種を発売」2024年2月8日(PDF)
- SDRS株式会社「冷凍自動販売機(ど冷えもん)」製品ページ
- SDRS株式会社 ニュースリリース「社名変更のお知らせ」2025年12月24日
情報確認日:2026年10月28日




